プリエはバレエの基本になります。
プリエはバレエの基本になります。
そして、プリエがバレエの全てだという方もおられます。
そんなとても大切なプリエですが、大まかな「形」から見ていきましょう。
プリエは、両脚、または片脚の膝を曲げていく動作、または曲げられた膝の状態のことをいいます。パっと見は屈伸運動だったり、膝が曲がった状態、ですが、その中身は全然違います。
まずは、
ポジションに入っている足を伸ばし、そこから曲げて伸ばす運動、状態、と覚えておきましょう。
バレエのポジションはこちら。
バーレッスンで行われるプリエは1番から5番まであります。
そして、かかとが上がらないところまでプリエをする「ドゥミプリエ」と、かかとが上がり腰を下まで下ろしていく「グランプリエ」があります。「ドゥミ」は「半分の」という意味、「グラン」は「大きな」の意味です。
つまり、
「ドゥミプリエ」 → 「半分曲げる」
「グランプリエ 」→ 「大きく曲げる」
ですね。
バーレッスンのプリエの中では、ドゥミプリエが2回、グランプリエが1回ということが多いです。この「ドゥミプリエ」「ドゥミプリエ」「グランプリエ」の流れを1番ポジションから5番ポジションまで行います。
慣れてきたら(身体がつくれてきたら)プリエと一緒にポールドブラ (腕の運び) も同時に行われます。
最初はバーに向かって立ち、両手をバーに添えて行いましょう。
どのポジションでもセンターを確認して、骨盤の角度を気を付けます。
「センター」については、こちら。
「骨盤の角度」については、こちら。
形が分かったら、今度は使い方です。
使い方は、足を付け根から外旋させて使います。
この外旋させて使う筋肉の動きを「アンデオール」と言います。英語では、「ターンアウト」と言います。ここで大切なのは、「アンデオール」は形ではなく、「筋肉の動き」と言うことです。
つまりは、「股関節を外旋させて使っていく筋肉の動き」、と言うことになります。
ポジションに入った状態で、ももは、内もも(内転筋群)を後ろから前に送り出し、ふくらはぎも同様に後ろから前に送り出し、アンデオールしていきます。
僕が最初に習った女性の大先生は、足の指1本1本までアンデオールするように、と言っていました。
まず、
・センターを感じて、両手をバーに添えて立ちます。
・骨盤をニュートラルに保ったまま、両足を外旋させて立ちましょう。
・両足を外旋させた分、お腹を閉じ、センターをより積極的に上に伸ばします。(背骨のS字の弯曲がより縦長になるようなイメージです。)
この状態から、
・「ドゥミプリエ」: 膝をゆるめ、足首をゆるめ、曲げていきます。ゆるめた分、足を外旋させます。そして、アキレス腱もストレッチさせていきます。
・「グランプリエ」: 更に、下へと降りていきますが、センターのラインは失わないようにします。
どのポジションも両足均等に体重をのせましょう。
なるべく力をぬいて、チャレンジしましょう。
バレエの踊りは、プリエで始まり、プリエで終わることが多いです。
ジャンプや着地は全てプリエです。
柔軟で、しなやかなプリエが使えるようにコツコツ、頑張りましょう。
次は、
「タンデュ」です。
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