「上半身を引き上げる」について説明します。
バレエのレッスンでもヨガのレッスンでも「上半身を引き上げる」と言うことがとても大切になります。
実際には「上半身を上に引き上げること」と「重心を下に落とすこと」、上下へと向うエネルギーが必要となります。
ここでは、上半身を見ていきましょう。
イメージ的には、上半身の重さを足に乗せないようなイメージです。
「肋骨を持ち上げて」、とか「胃を中に入れて」、と言った表現を良く耳にします。
まずは、
センターのラインを感じます。
骨盤のニュートラルポジションを感じます。
ここから、
呼吸を気にします。
鼻呼吸をします。
鼻から吸って、鼻から吐いてを繰り返します。
呼吸をしながら横隔膜を感じてみましょう。
横隔膜は肋骨の下に付いています。
息を吐くと上に上がり、肺の空気を押し出します。
息を吸うと下に下がり、肺に空気が入ります。
息を全て吐きます。
吐ききります。
もうこれ以上吐けないところまで息を吐きます。
お腹をへこませて、横隔膜を上に上げきります。
横隔膜を上げきったまま、息を吸います。
肺に空気を入れます。
横隔膜を上げきったまま呼吸をします。
これが「上半身の引き上げ」へとつながります。
横隔膜は、背骨を介して腸腰筋へとつながります。
腸腰筋は、股関節を介して内ももともも裏ハムストリングスにつながります。
横隔膜を上げきることで、腸腰筋も引っ張れます。
腸腰筋はインナーマッスルの代表的な筋肉です。腸腰筋を引っ張り上げることで、センターのラインはより積極的に引き上がり、細く安定した上半身をつくってくれます。
引き上がったエネルギーは、センターのラインの頭の先へ抜けていきましょう。
バレエのレッスン、ヨガのレッスンを通して、この横隔膜、腸腰筋、ハムストリングスのつながりを意識して、身体を創っていきましょう。
次稿は、
「呼吸」について。
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