次は、「アダジオ」です。
「アダジオ」は、「ゆっくりな」という意味で、動きのテンポを指します。
ですので、「いくつかの動きをゆっくりと行う」ということになります。
ここでは代表的な動き、「デヴェロッペ」をみていきましょう。
「デヴェロッペ」は、「発展する」「広げる」という意味があります。
足を中から外へ広げていく動きで、前、横、後ろがあります。
・片手バーの1番ポジションでの「デヴェロッペ」を例にとってみましょう。
自分の左側にバーがくるようにして、1番ポジションで立ちます。
両手を前から横に開き、左手をバーに添えます。右手は横に開いたまま行います。
右足を「クッペ」にします。 (「クッペ」については、こちらの後半をどうぞ。)
そのまま右膝を外に曲げ、右つま先を軸足(左足)の膝まで引き上げます。(「パッセ」)
そこから、右足を前に伸ばしていきます。
伸ばしきったら、右足のつま先を床に着け、1番ポジションに戻します。
同様に、「クッペ」「パッセ」を通り、横も行います。
同様に、「クッペ」「パッセ」を通り、後ろも行います。
(「パッセ」には「通過する」という意味があります。)
注意ポイント
センターのラインを通し、上下にエネルギーを通します。
骨盤の角度は、まずは三角形が床と垂直のまま行いましょう。
後ろに上げるときは、骨盤を前傾させます。
股関節をリラックスさせ、足の付け根から動かしましょう。
股関節、膝、足首の関節を感じて、筋肉の外旋を意識しながら行いましょう。
上半身を引き上げ続けることを忘れずに。
足を中から外へ、自分のセンターから外へ広げていきます。
次は、「ストレッチ」です。
「レッスンの流れ」にもどる。 → こちら。
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